みんな光回線にしようぜ

NTTグループが不振の光サービス「フレッツ光」にカンフル剤を投入、いちかばちかの賭けに出た。 12月1日からNTT東日本と西日本が実施する最大30%強の大幅割引キャンペーンは、両社が光サービス事業を開始して以来最大の下げ幅だ。ブロードバンド大国日本の実現という国家的期待を背負い、2000年代初頭から莫大(ばくだい)な投資を注ぎ込みながらも、次々に登場する多様なサービスに押され低迷する光サービスを“蘇生(そせい)”できるか。 「思いっきり割」(NTT東)、「光もっともっと割」(NTT西)。意気込みは、キャンペーン名称にも表れている。これまで数々のてこ入れ策を講じながら契約数の下方修正を繰り返し、計画未達が恒常化しているフレッツ光の存在感を取り戻そうと、あえて大幅割引に打って出た。 「光サービスの需要を切り開いてきたのは私たちなんです」。NTT東の中川裕副社長は22日の記者会見後、強い自負をにじませた。「思いっきり割」は、フレッツ光の月額利用料を、戸建ての場合で通常価格の5460円から3780円に24カ月間割り引く。単純計算すると30%を超える大幅割引だが、実は「収益に大きな影響はない」(中川副社長)。 理由は、新たな持ち出しがほとんどないからだ。割引額の内訳は、すでに実施している「にねん割」の735円と「フレッツ・ADSL→光 乗りかえセール」の945円を、「思いっきり割」に名称変更して両方を合算したもの。つまり、割引の新たな積み増しは行わず対象を広げたのが、「思いっきり割」の実体といえる。 自社のADSL(非対称デジタル加入者線)からフレッツ光への乗り換えだけに適用していた割引料金を、他社のADSLからの乗り換えにも適用する。それはとりもなおさず、ソフトバンクイー・アクセスのADSL利用者もフレッツ光に呼び込もうとする戦略だ。 ADSLの加入数は03年末に1000万回線とピークを迎えたが、その後減少が続き、12年6月末には634万回線。フレッツ・ADSL対象の乗り換えキャンペーンの効果について聞かれた中川副社長は「それなりには」と言葉を濁したが、証券アナリストが「効果は期待値には達しなかったようだ」と指摘するように、自社サービス内の囲い込みという“守り”には限界があった。 そこで、競合他社からの顧客争奪という“攻め”に転じたのが今回の動きの核心だ。だが、ソフトバンクKDDIは「注視はするが、脅威ではない」(KDDI)と静観する構えをみせている。なぜか。フレッツ光の代理店となっているソフトバンクは同じ割引キャンペーンで自社のADSL加入者の囲い込みに走るのは確実。しかも、フレッツ光のオプションサービスであるIP電話をNTT東西より安く提供する準備を進めている。 7〜9月の光サービスの純増数(新規契約から解約数を引いた数字)で初めてNTT東西を抜いたKDDI。今回の割引によってNTT東西は、インターネット接続サービスを加えた総額でKDDIより500円前後安くなるが、KDDIは意に介さない。「光サービス単体を売りたいNTT東西と、光をダシにスマホを売りたい当社は狙いが全く違う」(同社幹部)からだ。 KDDIは最大毎秒1ギガ(10億)ビットの超高速通信をうたう光サービス「ギガ得」とスマホの組み合わせでスマホ1台当たり月額1480円割り引くセット割引が最大の売り。光回線1本に、例えば一家で3台のスマホを利用すれば、割引総額は4440円に上り、料金でもフレッツ光より割安になる。 スマホや無線データ通信のブロードバンド化が急速に進展。タブレット端末からWi−Fi(公衆無線LAN)ルーターテザリングスマホルーターの代わりに使ってパソコンやタブレットで無線データ通信を行う機能)の普及で、「家庭に光を引く必要はなくなっていく」(前出アナリスト)との予想もある。光をサービスの中核に位置付け、その商品力の差で他社を圧倒しようとするNTTの戦略自体が、サービスの多様化という厳しい波にさらされている構図ともいえる。 逆風の中、勝負に出たNTT東西。競争政策(市場をより競争的にするため支配的事業者の経営構造に変更を加える政策)によって、NTTドコモなどグループ企業との協業ができないハンディを背負いながら、光サービスの輝きを取り戻すのは容易ではなさそうだ。

へぇ〜、
フレッツ光って不振なのか。
ウチにもつい最近までセールスの電話がバンバンきていましたけど、
よくよく話を聞いてみると、
各種割引適用していっぱいいっぱい値引きしてADSLと同程度って感じ。
私的にちょっと気に入らないのは従来の電話を残してネットだけ光回線引くとものすごく割高なこと。(実際にはそういうのほぼできない仕組みになっているのもムカつく)
上の記事中では単体なんて書いてありますけど、
実際はひかり電話とセットなわけで、
電話は従来のモノを残してネットだけ光にしたいって人は私を含めてたくさんいると思うわけですよ。
そんなわけで、
今のところ光に換える気はまったく無し。
どんなに不振だろうが知ったこっちゃないし、
光自体が頓挫してくれちゃってもかまわない。
だけどまあ私以外の人はNTTの話に乗ってどんどん積極的に光に換えたらいいと思う。
みんながバンバン光に換えてくれると今までの回線が空いて快適になるのよw
光に乗り換えた一部の人から「それってきたない」って言われましたけど、
べつに私は悪いことしているわけでも無いし、
それが現実なんだからしょうがないと思うわけですよ。
光に換えちゃった後からまた戻すってのもたいへんなことだからねぇ…。