増額

17年間に及ぶ「オウム最後の手配犯」の逃亡生活が終わった。警視庁築地署捜査本部は15日、95年の地下鉄サリン事件の殺人容疑などで特別手配していた元信者高橋克也容疑者(54)を、東京都大田区のJR蒲田駅近くの漫画喫茶で発見、逮捕した。同店は今月4日まで潜伏していた川崎市の建設会社の社員寮から、北に4キロ。一般市民の情報が逮捕につながった。 高橋容疑者が確保された漫画喫茶は、証明書の提示なく簡単に入店できた。個室については、運転免許証などの提示を求めるが、高橋容疑者が座ったソファ席は料金さえ支払えば、本人の認証は必要なかった。しかも、ついたてがあることから、実質的には個室のような状況で“潜伏”できたのだ。 料金も14時間滞在できるコースで1800円と安い。今回、高橋容疑者は3時間で750円のコースに加えて、前日14日にも来店したらしく、30分無料で使用できるチケットも持っていた。シャワーはついていないが、ソフトドリンクは飲み放題で、新聞、テレビを見ることができて情報収集にも優れていた。 ただ、高橋容疑者が入店してきた際に応対した店員が「似ているけれど、110番していいものか」と迷い、インターネットで高橋容疑者の特徴を確認していた。そこに捜査員が現れ、店内で高橋容疑者の顔を確認。しかし、「似てないな、違うんじゃないか」と一時は別人と判断。店員の証言では、高橋容疑者が立ち去る際に「もう1度確認してみてくださいよ」と捜査員に促し、捜査員は「一応、職務質問をかけるか」と追いかけたという。

警視庁築地署捜査本部は15日、95年の地下鉄サリン事件の殺人容疑などで特別手配していた元信者高橋克也容疑者(54)を、東京都大田区のJR蒲田駅近くの漫画喫茶で発見、逮捕した。 今月逮捕された菊地直子容疑者に続き、高橋容疑者もまた「市民の目」からは逃げられなかった。一連のオウム真理教事件の特別手配犯では、昨年12月に平田信被告が出頭。世間の注目が再び集まったのを受け、警察庁は今年2月、両容疑者の公的懸賞金を500万円から1000万円に引き上げた。 以来、情報提供件数は急増。捜査本部はその目撃情報をもとに3日の菊地容疑者の逮捕につなげ、高橋容疑者についても防犯カメラの映像や似顔絵を次々に発表する「公開捜査」を実施した。警視庁によると、この10日余りで高橋容疑者に関する情報は全国で1700件以上。市民の協力による包囲網をこの日の逮捕に結びつけた。懸賞金の行方について、警察庁は「今後検討することになるが受取人については公表していない」としている。 ◆捜査特別報奨金制度 警察庁が指定する事件に関し、容疑者の逮捕に結びつく有力情報を提供した者に対し、報奨金を払う制度。07年4月に設けられた。公的懸賞金制度ともいう。上限は1000万円で、提供者が複数の場合は分割する。07年に千葉県市川市で起きた英国人女性殺人・死体遺棄事件では、犯人逮捕に有力な情報を提供した4人に1000万円が分割して支給されている。犯人および共犯者、警察関係者や匿名の通報者などの場合は適用されない。

懸賞金をあげたくないせいか捜査員がぐだぐだなせいで、
マンガ喫茶の店員で確定しちゃいましたねw
逮捕につながる情報を提供しただけではなく、
捜査員に捜査するよう促しているんで、
その分上乗せしてもいいくらいだね。
やっぱり普段から多くの人と接しているほうが顔とか特徴を覚えやすいんで、
捜査員や警察関係者はマンガ喫茶などでしばらく研修したらいいと思うw
思わぬ収穫もあるかもしれないし…。