クレバリーが…

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人気PCパーツ店を運営していた株式会社クレバリーが30日(水)に自己破産したことが明らかになった。  5月30日(水)現在で、店頭には破産手続き開始を伝える告示書が掲示されているほか、同社の通販サイトも業務を停止。サイト上には「申し訳ございません。現在全ての受注業務を停止しております。」という一文が掲載されている。  帝国データバンクの速報によると、負債額は3億3,200万円。 ●クマの「山田くん」で知られる老舗店 クレバリー本社 クレバリー本社の入り口 山田くん 2月まで営業していた1号店 クレたん 2月まで営業していた2号店 クレたんのつぶやき 桜上水クレバリー跡地(2010年撮影)  クレバリーは、1991年設立。秋葉原では1996年から店舗を運営していた老舗で、今年2月までは3店を運営。  独自流通を含む各種バルク品を多数扱っていた1号店、キーボードなど入力デバイス専門店として知られていた2号店、初心者向けの品揃えをうたうインターネット館と、特徴的な店舗構成だったが、2月末に「付近一帯の再開発」という理由で1号店と2号店を閉店、元クレバリー インターネット館をクレバリー秋葉原店という店名に変更して、営業を続けていた。  一方、同社の経営状態については、昨年から業界内で噂になっており、「現金取引のみにしていた」(代理店)という例もあったよう。閉店間際の今月には、人気製品の入荷がない、あるいは目立って少ないといった光景も確認されている。  また、同店はクマのマスコットキャラクター「山田くん」や、その山田くんをモチーフにした女性キャラ「クレたん」など、独特のマスコットキャラクターでも印象深い。山田くんは、店頭POPの「主役」として、様々に登場。弊誌「萌えキャラコンテンスト」でも特別枠ながら300票を超える人気キャラクターだった。  クレたんは2010年に登場、店頭POPやTwitterで「非公式キャラ」として活動していたキャラクター。同店業務停止後も「クレたん永遠に不滅です!」などつぶやきが続いている。