42歳ですか…

緊急搬送! 阪神桧山進次郎外野手(42)が23日、京都・宇治市で自身主催のイベントに出席。子供たちとキックベースボールの最中に転倒し、救急車で病院に運ばれた。この際、抱いていた女児にけがはなかったが…。関係者によると、そのまま入院。24日にも精密検査を受ける予定だ。【写真で見る】女の子を抱えたまま転倒した桧山  桧山が動かない。予期せぬ事態に静寂が続き、子供たちは泣き出した。うつぶせ状態で右肩だけで上半身を支え、30分が経過した。救急車のサイレンが鳴り響く。防寒用にジャケットや毛布が次々とかぶせられた。  笑い声が途絶えたのは柔らかい日差しが降り注いでいた午前11時14分だった。宇治市内で開催したボランティアでのイベント。自身のホームページで子供たち40〜50人を募集し、保護者ら82人で、楽しいひとときを過ごしていた最中だった。  3チームに分かれてのキックベースボール。打席に立った5、6歳の女児がボールを蹴って走り出した。桧山は後ろから両手で抱きかかえて、一緒に一塁に行こうとした。だが、悲劇だった。ぬかるんでいた地面に足をとられて、バランスを崩し、転倒。神様は女児にけがをさせまいと抱いていた両手は外すことなく、左肩から前のめりになって落ちていった。  体の右側に女児を抱き、左胸付近を地面にたたきつけた。反動で右足だけが宙に浮いた。女児は、桧山の股下をくぐり抜ける形で離れた。あまりの一瞬の出来事で女児は泣くことすらなく、事態が飲み込めない様子でキョトンとしていた。桧山は地面に倒れ込んだまま、体勢すら整えることができなかった。積極的に先の塁を狙う子供たちに「野球、知ってるねぇ」とゲキを飛ばしていた背中は、なかった。  イベントを管理していた事務所スタッフは大慌てで救急車を呼び、子供たちを別の場所に移動させた。30分後。関係者が固唾をのんで見守る中、桧山は救急隊員によってタンカで運ばれた。  「息がしにくい。腕は大丈夫。骨は(折れて)ないと思う」  消え入るような声で関係者に語ると、宇治市内の病院へ搬送された。あるスタッフは「女の子を何としても守った姿は、さすが桧山さんだと思います。大事に至らなかったらいいが…」とつぶやいた。  エックス線検査の結果など、詳細は明らかにされなかった。関係者によると入院し、24日にも精密検査を受ける予定だ。前日22日に再取得したFA権を行使せずに残留を表明したばかり。V奪回へ気持ちを新たにした矢先の、あまりにも非情な光景だった。  桧山はオフになると施設訪問や芋掘り体験などで子供たちとふれあうのを恒例にしている。「笑顔をみると逆に元気をもらう」が口癖でほとんどがボランティアだ。あいさつの大切さを教え、プロ野球選手は夢を与えるものだと自覚している。だからこそ、身を張って子供を守った。  回復のメドなども現時点で不明。楽しい1日のはずが…。サイレンが悲しく響き渡った。

普通こういうのって痛くても痛くないふりするんだろうけど、
動けないってそうとう重傷なんだろうね。
私的に結果論で書かせていただきますと、
子供を後ろから抱いて電車みたいにして走るとすっごく危ないのさ、
歩くのだって怖いよ。
それともうひとつ、
人が前後にふたりならんでいて、
なにかのアクシデントが起こると、
だいたい後ろの人が重傷になります。(たとえば波のプールとか…)
一緒に転倒した子供のためにも早く良くなってほしいですね。